ChimeMan :: 発表用タイマ

[トップ] [紹介] [利用] [ダウンロード] [既知問題点] [ChimeMan for DOS (NEW!)]

趙 亮,京都大学情報学研究科 ver. 0.1 (2006-07-24), ver. 0.2 (2007-02-14), DOS ver. 1.0 (2007-08-10)

紹介

学会や卒修論発表などで座長を務めることがありますが,発表時間(のコントロール)に気にして集中して聞くことができません.隣にベルを押してくれる人がいなければ大変です.そこで座長の友などを使っていました(ありがとうございました).こういうPCを使ったタイマのもう一つのいいところは,発表者からも残り時間を見れるので把握しやすいです.

しかし,いくつかを使ってきたわけですが,どれも今一つ満足できません.ぼくがほしいのは,シンプルの操作性(初心者向け)と柔軟の設定可能性(上級者向け)の両方ある,Linuxでも使えるソフトです.調べた結果,自製しかないようだったので,作ってみました.

利用

このソフトはフリーソフトです.無料,だけではありません.GPLによって公開されているオープンソースソフトです.簡単にいうと,商用を含め自由にご利用・配布して結構です(一応ぼくに連絡してくれるとうれしいですが).ただし,ソースのご利用やクラスレベルでの直接呼び出しなど,開発を行った際に得られた派生物も同じくGPLにて公開してくださいとのことです.

利用環境:Java 1.5以上(http://java.com/からダウンロードできます).なお,Linuxに関しては,全画面モードにするために,Java 1.6以上が必要です(beta2 をテストしました).

スクリーンショット:

とりあえず試してみたいなら,Java WebStartで使ってみるといいでしょう(要Javaプラグイン).

ダウンロード

安全性からダウンロードして実行しないと全機能(例えば全画面表示)が使えません(Javaの仕様).気になる場合は,以下からjarファイルをダウンロード(マウス右ボタンをクリックし,「名前をつけて保存」)して使ってください.使い方: java -jar chimeman.jar(WindowsではダブルクリックでもOK)のような感じです.上級メニューもあるので,トライしてみてくださいね.

注:以上はバージョン0.2(2007-02-14版,Oops, バレンタインだ!)です.前バージョンの(Linuxで発生する)音声再生の問題を修正しました.ソースは上記のjarファイル(zipファイル)に入っています.

デモ用にJava Applet版も作ってみました.30秒に一回目,50秒に二回目,60秒に三回目のベルが鳴ります.

既知問題点

Windowsにおいてはフォントがちょっとだけおかしい(左寄り)です.Linuxでは正常なので,たぶんWindows用のJava環境のバグかなと思います.実はいろいろ調べて何回もコードを書き直してみたのですが,やっぱり直らなくて,結局最初の実装に戻りました.これ以上は時間の無駄遣いと判断したので,当面処理しないことにします.

たまに正常に起動しないことがあります.フォント関係かなと思いますが,この場合,再起動してみてください.

ChimeMan for DOS

これまでずっとJava版を開発してきましたが,一年以上続いているのにいまひとつ自分の満足できるソフトまで行っていません(ぼくのバージョンの付け方から分かると思います).最大の不満は,開発の面倒さです.自分のやりたいことが簡単なはずなのに,難しいプログラミングをしなければならないのはつらい.正直,プログラミングの複雑さや,write once, debug everywhereのJavaスタイルに疲れて楽しくない.

そこで(偶然に)DOSを思い出しました.開発の経緯・経過を省略しますが,とにかく以下のように,簡単なことが簡単にできました(と思います).すなわち,DOSでブートして,chimemanを実行することです.利点は,起動が早い(数秒),トラブル少ない,古いマシンでも有効に使える(もちろん新しいマシンでもOK),など,あります.欠点は,ぼくの目でJava版と比べると,無視できる程少ない.

使い方

起動方法(CD,フロッピ,USB/HDD)によって該当ファイルをダウンロードして下さい.CDイメージやフロッピイメージはそのままCDまたはフロッピに焼いて・コピーしたらすぐ使えます(FreeDOSが入っています).USB/HDD版は,起動用のDOSは別途インストール必要があります.FreeDOSを自分で入れてください.OSが起動したら,chimeman /?で使い方を確認して下さい.